28歳・無職

 

何故か最近、画ばかり描いていたので、文章も書かねばと思いいろいろ見ていたら、
ものすごい短い小説を募集しているのがあったので、2時間ほどでブワーっと書いて、
応募してみた。
こういうのは自分の場合、時間をかけては駄目なのを知っている。
時間をものすごい凝縮して、勢いと即興力と無心力のみで書き切った。

ラジオドラマはたくさん書いてきたけれど、小説など書いたことはないし、
僕は本もひくほど読まない。
多分だけれど、中学校くらいから考えて、本を読み切った記憶が1冊しかない。
それも、高校生のときにひょんなことで停学をくらってしまい、
課題として渡された本、1冊のみ。
つまり望んで読んだ本は一冊もない。確かだが。

だから小説の書き方とかよく分からないけれど、書いてみた。

人に言うと必ず否定されるけど、
僕は、知らないからこそ生み出せるものはあると信じている。
これは、昔からずっと変わらずにそう。

 

応募シートに、「職業」を選択する欄があった。
今までそういった場合、「メディア関係」か、
「その他」を選択して「フリーライター」などと書いていたが、 今は、そうは書けない。

「パート・アルバイト」か「その他」を選ぼうかとも迷ったが、
潔く「無職」を選択した。

僕は無職だからだ。

 

「28歳・無職」

 

かなり怖ろしい響きだ。
改めて文字で見るとゾッとする。

ある程度のことは大丈夫だが、この響きには、まだ慣れない。

そうか。僕は、「28歳・無職」なのか。

現実を受けとめよう。

 

そして、撒き散らそう。

 

 

 

「小鳥が吐いた」

 

天気がいいので僕は外に出た。
外には何もなかった。

僕は何を期待していたんだろう。
僕は家に戻った。
左手で脳みそをまさぐり、僕は期待を取り出した。
期待はもっと鮮やかな色をしていると思っていたけれど、壁の色をしていた。
僕は、壁に期待を叩きつけた。
こうして僕の体から、期待は一切なくなった。

一方、床に落ちた期待は、ニヤリと笑い窓に向かっていくと、
あっという間に空へと飛び去っていった。

小鳥にぶつかった。

 

小鳥が吐いた。

 

 

DAY 2

 

真夏のTシャツ屋3DAYS、2日目。

8/7(火)「立川市立憩いの場・ミニフリマ」

 

ミニフリマと謳っているだけあって、想像通りの結構な小規模さであった。
今回は、その小規模さに合わせて、値段設定は1500円。
持っていったTシャツは16枚。
今回の売り上げは、、

 

4枚!

またもや0を逃れた。

いつか0の日が来るのを、僕は覚悟している。
参加費も払って、重い荷物を持って、往復の交通費も払って、暑い中何時間もの時間を浪費して、 それでも1枚も売れず、全く興味も持たれず、むしろ他人から鼻で笑われ、ズタズタに落ち込んで、また重い荷物を持って、暑い中遠い家まで帰る。
そんな日がいつかくるのだろうと、ビクビクしながら、一方でゾクゾクしながら、毎回フリマに参加している。

しかし、またもや逃れた。

4枚売れたということは、少なくとも、日本中の4人には興味を持ってもらえたということだ。 しかし、1億3000万人分の4人。 いや、地球規模で考えると、たった70億人分の4人にしか、興味を持ってもらえなかったことになる。

そう考えると、とても少ない。

しかし、ズブズブの素人が描いたTシャツというのを考えると、
「4」という数字は大きい。

「4」に自信を持とう。

いや、私は素人ではない。
私は、プロのTシャツ屋である。

「4」では駄目だ。

「4」では駄目なんだ。

でも「4」が、今はとても嬉しいのだ。

「4」の皆さん、ありがとうございます。
他にも来てくれた人、
木陰から誰にも気付かれずに密かに覗いていてくれた人、ありがとう。

昨日はとても楽しかった。

この世に忍者はいる。

 

次回は、8/11(土)「相模国分寺手づくりマーケット」

残るTシャツは、12枚。

 

フリマに出店して、Tシャツ12枚は、さすがに少ないか。

描き足そう。

伝説のTシャツを。

そして、女子用のTシャツを!

 

 

 

「犬が笑った」

 

気付けばもう8月だ。
今日も朝になると僕の目は開き、僕の足の裏は床についた。
鳥たちが僕に話しかけてくる。

「朝だよ!朝だよ!」

脳は分かっている。鳥め。
3分かけ形を成された朝食は、あっという間に闇に葬られた。
僕はげっぷを開いた後、ブラシで歯をささめき、
口の中に水を入れ、掻き乱し全てをさらけ出した。

「ああ、愉快な朝だ。」

僕は轟かせた。
階段を上がりラジカセをこじらせると、
鳥たちは猟師に撃たれ、闇に葬られていた。
僕は闇に飛び込んだ。

「鳥を、朝食を返してくれ!」

その声は3つに割れ、その全てはくそにまみれた。

「ちくしょう。ちくしょう。」

僕は揺れた。
ラジカセを巻き込み、ブラシをちらつかせ、時にかじりついた。
時はブレた。
長針は記憶をなくし、短針は夢を追いかけた。
秒針は木になった。
立派な立派な木になった。

木が僕を見ている。
僕は視線を入れ換え犬を見た。

犬も僕を見た。

 

犬が笑った。

 

 

DAY 1

 

東京には女の子がたくさんいた。

女の子を見るとよからぬことを考えたりしてしまう。
よからぬことなど考えたくないのに、考えたりしてしまう。

今住んでいるところには、女の子がいない。
いても、おばさんか中学生だ。
たまに駅で20代らしき女の子を見かけても、
基本、ほぼ全ての人が車で行動をしているため、
駅を出たら、お迎えの車に乗って遠くへ消えていく。

つまり外に女の子はいない。
そもそも人がほぼいない。

だから余計なことを考えなくて済む。

 

東京にはたくさんいた。
街に女の子が溢れ返っていた。

そんな街、渋谷。

のクラブ。

でのTシャツ屋。

「cheek cheek cheek」@ 渋谷club BALL

 

今回は、1枚1800円で挑んだ。
いろいろ考えた上での1800円。

 

結果は4枚。

 

またもや、ほとんどが友達だった。
友達からお金を貰うのは本当に気が引ける。
本当に欲しいと思って買ってくれたならいいが、
優しさで買ってくれていたのなら、それはもう本当に気が引ける。

しかしこっちは命懸けだ。
命懸けの遊びだ。

金は受け取った。

 

現在、合計で19枚のTシャツが売れている。
35枚描いての19枚。
つまり、いつの間にか半分を超えているのだ。

Tシャツを買ってもらえるのは、ものすごく嬉しいけれど、
自分の手から離れていくのは、少し寂しくもある。

残るは16枚。

 

次は、7日(火)の立川。

これは平日ということもあり、かなりの苦戦が予想される。
しかも暑い。

 

私、負けない。

 

 

 

真夏のTシャツ屋3DAYS

 

★Tシャツ屋その1
8/3(金)「cheek cheek cheek」@ 渋谷club BALL
OPEN 22:00~
¥2000/1drink
■ Line up
[Live]
Mähen
Ryo Kawahara (mpc,synth,,,)   Yohei Tanimura (ewi,sax,flute)   Tomohisa”Soopy”Suzuki (electric percussion)
[DJs]
Shogo Yokoyama   Oka   Kenzaburo Nozawa   Ryo Kawahara
[feat.DJ]
KEI (黒妻)
☆Tシャツ売りのタキザワさんによる  オリジナルTシャツの展示と販売が決定!

■ Details 各地で精力的に活動しているDJ達が、 2ヶ月に1度集い、古き良きsoul,funk,disco,house、、、 そして良質な新譜を独自の新しい解釈で紡いでいく。 そんなVinyl Loverが「暖かく」時に「熱く」 音楽をお届けするパーティー。 そして何よりみんながリラックスして音楽を楽しめる空間、 それがcheek cheek cheek。
今回もelectric future jazz band “Mähen” のLIVEをラインナップ! downbeatからhouseまで、幅広い新曲を披露。
http://www.shibuya-ball.com/schedule/1208_schedule.html
http://www.facebook.com/events/381851498549177/

 

★Tシャツ屋その2
8/7(火)「立川市立憩いの場・ミニフリマ」
(すごい小さいところっぽいです)
10時~15時。JR立川駅北口から徒歩5分。
http://www.tmc-dx.com/fm.htm

 

★Tシャツ屋その3
8/11(土)「相模国分寺手づくりマーケット」
(わりと広いっぽいです)
10時~17時。海老名駅徒歩0分の、海老名中央公園。
http://www.ebina-tedukuri.com/index01.html

 

 

お友達、リョウくんのクラブイベントにて、
なんとまさかのTシャツ屋をやれることになりました。
その1は涼しくて楽しそうですが、その2とその3は、ど暑そうです。
でもやります。

これは戦争だ。
これはオリンピックだ。
これは修行だ。
これは遊びだ。
これはおふざけだ。
これは真剣だ。
これは生活費稼ぎだ。
これは仕事だ。
これはバイトだ。
これは何だろう。 

三回戦が始まる。

 

T-35「恐竜チークチークチーク」

 

 

三大欲求

 

人類最大の敵、三大欲求。

この三つは、本当にきりがない。
いつまでたっても、どれだけ満たしていっても、
完全に満たされることは、まずない。

僕は、食欲と睡眠欲とは、既に和解している。

「美味しいものを食べたい」という欲は、人一倍少なく、
最低限食べられればいいと思っている。
現在、一日の食費代は、約300円。
その300円の中で、出来る限り美味しいものを作って食べている。
健康のことも考え、野菜も食べている。
肉を買うときは、ほぼ半額のときだけだ。
高いお店で美味しい料理を食べたいという欲は、ほぼない。
というか、周りにお店がほぼない。
しかし、食欲を0にすることは、どうやってもできない。
食べなければ生きていけない。
なので最低限食べるという条件で、和解している。

睡眠に対しては、
よく「寝ているときが一番幸せ」という人間がいるが、
まったく意味が分からない。
できることなら一睡もしたくない。
寝ている時間が本当にもったいない。
しかし睡眠欲も、0にすることは不可能だ。
さらに困ったことに、どうやら僕の体は、7時間眠らないと駄目な体にできているようだ。
これは昔からずっと。
ある日6時間寝たら、次の日は8時間寝ないと調子が悪い。
3時間、5時間ときたら、その次の日、13時間寝ないと駄目。
一日単位で割っていって、7時間にならないと、頭と体がまわっていかないのだ。
恐らく、今までの人生の睡眠時間を日数で割っていくと、きっちり7時間になると思う。
そのくらい、7時間の体なのだ。
なので、
「本当は7時間も寝なくていいのだが、体の調子を考慮して一日7時間は眠らせてくれ」
ということで、契約を結んでいる。

問題は、性欲だ。
彼とはもう、何度も話し合いを重ねてきている。
「お前とはもう付き合いきれん」と、ケンカも何度も売った。
しかし、その度にボコボコにやられてきた。
そして逃げても逃げても、彼は追いかけてくる。
彼のことは大好きだ。
でも彼を求め出していったらキリがない。
満たしても満たしても、治まるどころか膨大に膨れ上がっていく。
ある程度で治まったままならいいのだが、膨れ上がっていくのだからやっかいだ。
しかもイビツな形で。
僕は仕事を辞めて、引っ越したのを機に、 初めて本気でケンカを売った。
無理やり縛って、ボコボコにして、監禁した。
鍵も何重にもかけた。
やつはスルリと抜け出した。
ニヤニヤと笑いながら。

今も僕の隣にいる。

やつは笑っている。

僕は出来る限り無視している。

肩を叩いてくる。

僕は無視している。

やつは爆笑している。

うるさい。

ああうるさい。

ああああうるさい。

 

僕が彼と和解する日はくるのだろうか。

 

もしくはぶっ倒すか。

 

もしくはヤツの奴隷になるか。