「小鳥が吐いた」

 

天気がいいので僕は外に出た。
外には何もなかった。

僕は何を期待していたんだろう。
僕は家に戻った。
左手で脳みそをまさぐり、僕は期待を取り出した。
期待はもっと鮮やかな色をしていると思っていたけれど、壁の色をしていた。
僕は、壁に期待を叩きつけた。
こうして僕の体から、期待は一切なくなった。

一方、床に落ちた期待は、ニヤリと笑い窓に向かっていくと、
あっという間に空へと飛び去っていった。

小鳥にぶつかった。

 

小鳥が吐いた。

 

 

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