「犬が笑った」

 

気付けばもう8月だ。
今日も朝になると僕の目は開き、僕の足の裏は床についた。
鳥たちが僕に話しかけてくる。

「朝だよ!朝だよ!」

脳は分かっている。鳥め。
3分かけ形を成された朝食は、あっという間に闇に葬られた。
僕はげっぷを開いた後、ブラシで歯をささめき、
口の中に水を入れ、掻き乱し全てをさらけ出した。

「ああ、愉快な朝だ。」

僕は轟かせた。
階段を上がりラジカセをこじらせると、
鳥たちは猟師に撃たれ、闇に葬られていた。
僕は闇に飛び込んだ。

「鳥を、朝食を返してくれ!」

その声は3つに割れ、その全てはくそにまみれた。

「ちくしょう。ちくしょう。」

僕は揺れた。
ラジカセを巻き込み、ブラシをちらつかせ、時にかじりついた。
時はブレた。
長針は記憶をなくし、短針は夢を追いかけた。
秒針は木になった。
立派な立派な木になった。

木が僕を見ている。
僕は視線を入れ換え犬を見た。

犬も僕を見た。

 

犬が笑った。

 

 

DAY 1

 

東京には女の子がたくさんいた。

女の子を見るとよからぬことを考えたりしてしまう。
よからぬことなど考えたくないのに、考えたりしてしまう。

今住んでいるところには、女の子がいない。
いても、おばさんか中学生だ。
たまに駅で20代らしき女の子を見かけても、
基本、ほぼ全ての人が車で行動をしているため、
駅を出たら、お迎えの車に乗って遠くへ消えていく。

つまり外に女の子はいない。
そもそも人がほぼいない。

だから余計なことを考えなくて済む。

 

東京にはたくさんいた。
街に女の子が溢れ返っていた。

そんな街、渋谷。

のクラブ。

でのTシャツ屋。

「cheek cheek cheek」@ 渋谷club BALL

 

今回は、1枚1800円で挑んだ。
いろいろ考えた上での1800円。

 

結果は4枚。

 

またもや、ほとんどが友達だった。
友達からお金を貰うのは本当に気が引ける。
本当に欲しいと思って買ってくれたならいいが、
優しさで買ってくれていたのなら、それはもう本当に気が引ける。

しかしこっちは命懸けだ。
命懸けの遊びだ。

金は受け取った。

 

現在、合計で19枚のTシャツが売れている。
35枚描いての19枚。
つまり、いつの間にか半分を超えているのだ。

Tシャツを買ってもらえるのは、ものすごく嬉しいけれど、
自分の手から離れていくのは、少し寂しくもある。

残るは16枚。

 

次は、7日(火)の立川。

これは平日ということもあり、かなりの苦戦が予想される。
しかも暑い。

 

私、負けない。