「網戸」

外と中の世界を区切る、この世で最も薄い扉
昼夜で逆転する光と闇

そうこれは、僕と君とを阻む境界線

風を通し、光を通し、音をも通すが
君のことは決して通さない
君は穴の間を通れるほど小さな存在ではないし
君には扉を開ける力もない

でも
いつも見てるよ

君のことを

宛てもなく音をたてて飛んでいる
君のことを

 

でも何で今、君は
こちらの世界にいるんだい?

そうか
この扉は、想いも通すのだね

ねえそれは、どんな想いなんだい?

 

僕は君のことが分からない

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です