質問への回答

 

未だに僕のことを画家だと勘違いしている畑山さんから、こんなメールが届いた。

畑山さんは以前、僕の映像を撮りにきてくれた女性の方。

 

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こんにちは、 瀧澤さんの映像を作り始めています。
映像に言葉を入れたくて、考えているところです。

質問がいくつかあります。 ラジオの仕事を辞めて山で絵を描く生活を選んだこと、
これからどこへ向かっているのかもう少し詳しく知りたいです。

人との関わりで何かしら思うことがあって山へ住むことにしたのかな?と
私の中では解釈しています。 絵はどこででも描けるしなぁ、って。
だけど、山っていってもそこまで山奥じゃないし、 用事があれば都内の方にもあまり躊躇なく来ている感じがして (あくまで私の思っていることなので気に障ったらごめんなさい)
完全に何かとの関わりを捨てている…という印象はなくて。

捨てているという訳じゃなくて、
ラジオの仕事をしているときと何かを変えたいから山へ行ったのですか?

あと、以前お会いしたときに、
画家の生活はずっとは続かないかもしれないと仰っていたことについて。

これからのことで何か考えていることはありますか?

生活について、メンタル面について、教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

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せっかくなので、ここで回答したいと思う。

 

まず始めに、
僕は画家になるために、画を描くために今の生活をし始めたわけではありません。

そもそも、仕事を辞め住む場所を変え今の生活を始めたことには、
100ぐらい理由があります。 その100コ全てが、この生活を望んでいました。
100コ全てで、この生活に結び付きました。

その100コの理由を、もし1つにまとめて言うとするならば、

「こうするしか生きられなかった」

となるのかもしれません。

ちゃんと数えたことはありませんが、 マイナスの要素とプラスの要素が
ちょうど半分ぐらいずつあるように思います。
ただ今は、その全てがプラスへと変換されています。
全てをプラスへと変換するために、というのもあったのかもしれません。

マイナスの要素をいくつか挙げるとすると、
まず、「今の生活に飽きてしまった」という想いがあります。

人間皆、思うことと思いますが、

「同じような毎日」
「同じような遊び」
「同じような環境」
「同じような恋愛」
「同じような仕事」
「同じような自分」
「同じような人生」

その「同じ」から抜け出したかった。
生きている実感が感じられなくなってしまった。
まだ何も起きていない。
何も始まっていない。
このまま死んでいくわけにはいけない。
生きなければ。
せっかくこの世に宿った命、 この命を生きさせねばいけない。
まだ一回も生きていない。
早く生きなければあっという間に死んでしまう。

そんな焦りのような想いがふつふつと溜まっていき、
去年、突如爆発しました。

こう書くと、ものすごい暗い内容に思われるかもしれませんが、
そういうわけでもありません。

今までの自分の人生、人と比べるのは難しいですが、
恐らく、人と比べても、非常に楽しい人生だったように思います。

たくさん遊び、
たくさんの友人もいて、
たくさん笑った。
たくさん恋愛もした。
SEXもした。
美味しいお酒もご飯も食べた。
貴重な仕事もさせてもらい、
自分の能力の活かせる仕事もできた。
たくさんの人に喜んで貰えた。
たくさんの人に届けられた。
たくさんの人に知ってもらえた。
たくさんたくさん楽しかった。

 

でも足りなかった。

 

僕は、「生きる」という欲が強すぎるのかもしれません。

何をしても満たされなくなってしまった。

何というか、「限界が見えてしまった」のだと思います。
遊びに対しての限界。
恋愛に対しての限界。
ラジオの仕事に対しての限界。
楽しさに対しての限界。

全て、自分基準です。
自分の中で、これらの限界が分かってしまった。

他の人からしたら、
「何を言ってるんだ、お前なんぞに何が分かるんだバカヤロウ」となると思います。

確かに、もっと先はあると思います。
でも、その「先」も見えてしまった。
自分の先が、自分の未来が予測できてしまったんです。

何度も言いますが、全て自分基準です。
自分の能力、自分としての限界。
他の人には、もっともっと先があるのだと思います。
先を見つけるために生きている人もいると思います。

でも僕には、
今のまま、今の環境では見つけられないと思ったのです。

 

そこでまず、環境を変えなければならない。

そう思っていたときに、たまたま出会ったのが、 今の場所です。

山のあるところを選んで住み着いたわけではなく、
たまたま出会ったところに、山があったのです。

もしもその頃出会った場所が、海のあるところであったら海に、
北海道であったら北海道に、 沖縄であったら沖縄に、
と、住む場所は変わっていたかもしれません。

ただ他を全く探す気持ちにならなかったのは、
今の場所が自分を呼んでいる気がしたからです。

ここは、そこまでもといた場所から離れているわけもなく、
会いたい友人には、会おうと思えば会える。
また、友人が会いたいと思ってくれれば会える。
この場所のいいところは、 「会いたい人にだけ会える」というのもあるのかもしれません。

別に、人に会いたくないわけではありません。
会いたい人には会いたい。
もちろん、会ったことのない人にも会いたい。

でもそれよりも今は、一人の時間がほしい。
一人で何かを作りたい。
一人で何かを残したい。
一人からまた始めて、生きていきたい。

その気持ちの方が強かったということです。

今までの全てを捨てて0にしたいわけではなく、
今まで0から100まで積み上げてきたものを一度横に置き、
また101から始めるといったニュアンスだと思います。

ただここからは200を目指すのではなく、
1000000を目指していきます。

まだ何も残せてはいませんが、
自分の中では既に、200まで生きられている気がしています。
言い過ぎかもしれませんが、
たった4ヵ月で、今までの28年に匹敵する生活が送れているということです。

 

画を描いているということについては、
「残す」ということに関しての一要素でしかなく、
画を描くためにこの生活を始めたわけではありません。
今の生活を始めたら、自然と画も描いていました。
そもそも4ヵ月前まで、画を描いたことはありませんでした。

これからについては、正直まだほとんど考えていません。
ただ仕事をせずに、お金を稼がずには、人は生きてはいけない。
それは分かっていますので、もうしばらくして貯金が本当に危うくなったとき、
自然と自分で動き出すと思います。

もちろん、残し続けていくうちに、周りから何かが動いていけば一番理想的です。

恐らくは、アルバイトをしつつ、
出来る限り今の生活を続けるのが、一番濃厚な選択かと思われます。

しかしそれでもお金はいつか尽きるでしょう。

そのとき自分がどう動くのか。

 

それも、自分では楽しみにしています。

今は、先が分からないことが何より楽しいのです。

 

先が分かってしまうことほど、つまらないことはない。

 

だから僕は占いが嫌いです。

 

当たる占いほど嫌いなんです。

 

 

と、非常に長くなってしまい、 さらに占い締めになってしまいましたが、
これにて、質問への回答を終わります。
回答になっていますでしょうか?

理由は100あるので、まだまだたくさんあるのですが、
メインの想いは、今書いたものと思われます。

それでは!

 

 

質問への回答” への2件のコメント

  1. 瀧澤さんのブログを読むようになってから、まだ日が浅いです。

    読み進みながら、自分が何処か旅を続けているような、或いはただただ、強く光る何かを追うような、不思議な感覚があります。

    それが何なのかはよくわかりませんが、とても眩しく何かを放っているように感じます。

    「生きる欲」。

    瀧澤さんに強く在って、自分になかったコト、
    に、気づいた時は、凄い隙をつかれたようでした。

    「どんなバンドがすきですか?」ってきかれて一瞬、素になる隙をつかれて両膝折って頭うなだれる、くらい、いや、そ

  2. …なんか途中で「送信」になってたようでごめんなさい(^-^;

    とにかく、日々発信される「何か」を楽しみにしています。

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