「狭い部屋」

 

どこだ、ここは。
苦しい…

目を開けると私は、多くの何かの中にいた。

死体だった。
数えきれないほどの死体と共に、私はこの狭い部屋に閉じ込められていた。
息があるのは、私だけだろうか。
一体、何故…

声を上げようにも、いかんせん苦しすぎて、そして体も弱り切っていたため、
一切声は出せなかった。

私は白人だ。
もともとは黒人であった。
くだらないやつらの仕業で、白人にさせられた。
勝手なやつらだ。

そして私は殺された。
しかし、生き残った。
生き伸びてやる。
何としてでも。
そのために、まずは、この状況をどうにかしなければ。
しかし、どうにも体が動かない。くそ。

…少し部屋が明るくなった。
上の死体たちがどかされているようだ。
再び、闇が訪れた。

半日が過ぎた。
腹が減った。

再び、光が訪れた。
前回よりもさらに明るい。
徐々に徐々に明るくなってくる。

チャンスだ。逃げ出そう。

生きていることを悟られてはいけない。
死体を装って、やつらに動かされたその後がチャンスだ。
タイミングを見誤るな。

きた。

目を閉じろ。

動くな。

 

私は部屋の外に出され、折りたたまれ、

鼻をかまれた。

 

体中、鼻水まみれにされ、
クシャクシャに丸められ、放り投げられた私は、
タイミングを見計らって、
ゴミ箱から脱出した。

 

 

こうして私は生き伸びた。

 

 

 

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