日目。
あの人は、
彼は、
跳び蹴りで現れた。
その後ひとしきり床でゴロゴロし、
すぐにドアの向こうへとその姿を消した。
死角にいた僕は、まだ認識はされていない。
その間わずか5秒。
たった5秒の初遭遇は、跳び蹴りであった。
大人になると皆、跳び蹴りをしなくなる。
僕は、跳び蹴りを出せる大人が好きだ。
番組Pだった森田さんも、
よく跳び蹴りを繰り出してたなー。
あの人は、どこか森田さんに似ている気がする。
しかし、この日見た跳び蹴りは、
より高くより勢いのある跳び蹴りだった。
あれは、なかなか出せない。
そして、僕も跳び蹴りは大得意だ。