4日連続で働き、1日休んで、6日連続で働いてきた。
引っ越しや事務所移転、イタリアンのホール、
スーパーのリニューアル作業などなど。
始めた頃は、この派遣で働いている時間は人生において完全に意味はなく、
全ては金のためであり、我慢の連続であり、時間との戦いであり、地獄であった。
一刻も早く辞めて、もっと意味のあるバイトがしたかった。
しかし今、
派遣のバイトが楽しくなってきた。
働くからには、作業を教わったり、指示を受けたりするため、
人と関わらなければならない。
基本的に派遣は舐められる。
舐められるだけあって自分も含め派遣の人間は、
雇う側の人間たちと比べたら、
社会的にどこか足りない部分がある。
何が足りないのか。
どういった部分が舐められるのか。
どういう人間が「しっかりとした」人間なのか。
どういう人間が信頼に値する人間なのか。
どういう人間が魅力的なのか。
そういったものが、
この歳にしてようやく分かってきた気がする。
派遣を通して。
雇う側と派遣の両者を見たことと、
自分のゆく先がぼんやりと見えてきたことによって、
社会に対する意識が徐々に変化し始め、
それらのことに気付けたのだと思う。
そして、自分も進化し出した。
最近、あまり舐められない。
これはRPGだ。
雇い主という名のボスに挑み、
派遣先という名のダンジョンをそれぞれクリアし、
それに伴い自分のレベルを上げ、
必殺技や武器やアイテムを増やし、
仲間や同士を増やし、多くの情報を収集し、
準備を万端にしたところで、ラスボスに挑む。
夏に。
敵はどんどんでかくなっている。
早い方がいい。
でもまだ倒せない。
ラスボスを倒すには、自分のレベルが低すぎる。
ゲームでも人生でも、
レベル上げはしんどいけど、上がると楽しい。
今はひたすらレベルを上げよう。
あれだけ地獄であった派遣のバイトに、
ようやく意味を見出せた。
この世に意味のないことなんてない、なんて思わないけれど、
今の自分に関しては、
全てのことに意味を見出せる気がする。