二日連続で入ろうとしたが、
今日は仕事が見つからなかった。
他の派遣戦士たちも、「ここが勝負どころだ!」と思ったのだろう。
予約はすぐに埋まってしまった。
明後日は既に予約したのだが、明日も今のところは仕事がない。
ちなみに明後日の仕事内容は、
「おせちの盛り付け業務」である。
食欲との戦いにもなりそうだ。
そして昨日の仕事は、「PCの製造・検品・梱包作業」であった。
自分が担当したのは、
「流れてくる完成したPCを横の棚に乗せ、電源を繋ぎ、LANケーブルを差し、電源を入れる」
のみ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これを、延々10時間。
これが、本当に地獄であった。
力もいらず、頭も使わず、小学校1年生でもできる作業を、延々10時間である。
しかしこれだけなら、まだ耐えられる。
金のためと無になれば、やり過ごせる技を学んだ。
一番の地獄は、 PCが流れてくるのを待っている時間。
自分以外の人は細かい組み立て作業をしていくので、
1つのPCを次に流すのに時間がかかる。
よってペースがゆっくりなのだが、自分は30秒。
圧倒的に、作業より立って待っている時間の方が長いのだ。
足がきついのはもちろんのこと、 脳ミソが死にかけていた。
作業をしながら無になることはできるが、
人間は、立ち尽くしたまま無になることはできないらしい。
どんな映像を作るか、みたいなことを考えてみようとしたが、
本気で考え出すと、突然流れてくるPCに対応できなくなってしまう。
しかも自分以外の人たちは、せっせと働いているため、そんなに考え込むことはできない。
ではどうしたらいい。
軽い気持ちで、何を考えればいい。
俺は何だ?
何をしているんだ。
これは何の時間なんだ。
俺のこの作業は必要なのか?
誰かがついでに出来るんじゃないのか?
そんなことより足がいてえ。
座りてえ。
せめて作業をさせてくれ!
何もないのには耐えられない!
俺は何だ!
借り物の靴がくせえ!
地獄だ! ここはこの世の地獄だ!!!!
こういう作業は、自分の中で時計を見ないのが鉄則。
見てしまうと、急激に時間の経過が遅くなる。
今回は目の前に設置されていた。
時計から、時間から、逃げられない。
5分が恐ろしく長い。
地獄の5分!
地獄の10分!
地獄の10時間!!!!
今日は家賃を払ってきた。
2ヵ月分まとめて払ってきた。
月末なので、ここからさらにいろいろ払っていくと、
残りは、13万円となる。
手元とかではなく、全財産である。
しかも、29歳・男・ほぼ無職である。
最近、結婚したり、子供が生まれる友人たちが増えてきた。
自分は、逆行している。
皆は、幸せに向かって突き進んでいる。
自分は、逆行している。
いや、どうなのだろう。
自分も幸せに向かっているといえば、向かっているのか?
いや、違う。
幸せになるためではない。
「幸せ」という言葉には、もはや惹かれない。
皆には幸せになってほしいが、自分はそっちには向かえない。
そっちの道は既に封鎖され、
今は「生きる」という道しか自分には残されていないのだ。
引き返すことは、いくらでもできる。
後ろの方が、道は穏やかだ。
しかし引き返せない。
「穏やか」にも、迎えない。
「穏やか」も、求めてない。
長くなったので、 続きはまた大晦日に考えよう。
大晦日は家にこもり、何時間もかけて、
狂ったように長い文章を書こうと思っている。
そして僕の2013年は、所持金13万円から始まるのだ。
これは、縁起がいいじゃないか。
2012年12月28日 早朝。
-4℃。