「確かめるパンチ」

 

ついにきた。

 

決戦のときが。

 

相手の右手には鉄バット。
左手には鉄パイプ。

僕は素手。

 

相手が飛びかかってきた。

ボコボコに殴られた。

たくさん流血した。

たくさんたくさん流血した。

僕は入院した。

 

僕はあいつに負けたんだ。

 

入院3日目。

あいつが、お見舞いにきた。

 

そして泣きながら、土下座をして謝ってきた。

 

僕は、今にも飛びかかりそうな自分の気持ちを抑え、

あいつを許した。

 

でも、僕の右手は、ずっとあの形になっていた。

 

 

確かめるパンチ。

 

 

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