7月

 

だめだ。
多分あと一ヶ月半では戻れない。
東京、社会にはぼんやりとした微かな期待もあるが、
それよりも、圧倒的な恐怖しかない。

東京の生活を一日想像しただけで、
頭がグワングワン回り吐き気がしてきてしまう。
生きた屍となった自分しか想像できない。

 

本当に生きるのは大変だ。
ただ生きるだけなのに。
難しい、考えなければならないことが、何故こんなにも多いのだろう。

仕方ない。
30を超えた人間として、より険しい道を歩むしかないようだ。

ただ最近お金がほしい。

 

自分のためではなく、他人に使うお金、
他人に今まで貰ったものを返すためのお金。
他人に貰ってばかりいてはだめだ。
僕を喜ばせてくれた人を喜ばせてあげたい。

そのために一番いいのは、自分が本当にやりたいことをやって、
もしくは、自分が本当に自信のあるものを作って、それをお金に変えること。
僕を喜ばせてくれた人は、
僕が自分を削って搾り出したお金を使っても、喜んでくれないと思う。

みんなとの距離を置いたことによって、
自分にとって本当に大切な人が分かってきた。

 

 

何でも近すぎるとよく見えなくなってしまう。

近すぎて簡単に見えるから見なくなってしまう。

少し距離を置くと、
興味のないものは全く見なくなり、
それでも心や頭に残ったものは目を凝らして見るようになる。

すると、よく見える。

 

よく、分かる。

 

 

 

 

 

7月は、本を書く。

 

 

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