アルバイト

 
昨日、アルバイトをしてきた。

残る財産が5分の2になったところで、
自分の選んだ行動は、「アルバイトをする」であったのだ。

財産が尽きるギリギリになる前のまだ安全なこのタイミングにて、
しかも日雇いの派遣のバイトという、
超無難な何の面白みもない選択肢を選び出したのである。

 

こういったバイトをしたことがないので
まだよく理解していないが、
どうやら入りたい日の希望を出すと、
派遣先から「その日はこんなバイトがありますよー」と、
メールがくる仕組みになっているようだ。
その中から自分でやりたい仕事を選ぶ。

僕がこの日選び出したのは、「倉庫での仕分け作業」。

何と無難なのだ。

自分はこんなにも無難な人間だったのかと思い知らされる。

といっても、
まあ日雇いだし、一度試しにやってみてそれから色々と考えるかーと
勢いで申し込んでみたのではあるのだが。

 

この日の時給は、840円。
東京都の最低賃金だそうだ。
ただ深夜は25%増しということだったので、深夜の枠に入った。

夜19時~朝7時。
まるまる半日、荷物を仕分けた。

ダンボールを積み、降ろし、運び、仕分け、つぶす。
ダンボールダンボールひたすらダンボール。

これはきつい。

仕分けを舐めていた。

この作業を毎日のようにやっている人たちが凄まじい。
指示や説明をくれるオジサンらがカッコよく見える。
中には年下もいただろう。
でも、全員が全員、顔つきが何と言うか出来上がっているのだ。

ダラダラと動く人間が一人もいない。
サボろうという気持ちがかけらも見えない。
自分の手が空けば他を手伝う。
文句は言うが手は止めない。
そして決してその顔は文句を言っていない。

 

今までの自分の仕事とは、疲れ方が全く違う。

今までは、
ひたすら頭を使って悩んで悩んで急いで急いで
時間がない時間がない何とか間に合ったーーーさあ次!
次はさらに大変だーーアレをこうしてコレはこうだからアレはこうしなきゃ
ならないのだけど、というかそもそもコレはコレで大丈夫なんだろうか。
これをこうしたらあの人にこう言われそうだしなーーでもせっかくだからこうしたいけど
うーーーーーーーん。ああネミーーーー。。。
みたいな疲れだったが、
この仕事は、まず足。
休憩を抜いた11時間立ちっぱなしで、同じような作業を繰り返し繰り返し、
とにかく効率よく、ミスなく、素早く、とやっていくためには余計なことを考えてはダメなので、
無になってしまうのが手っ取り早く、この無となった自分と過ぎゆく人生においての時間との、
価値との折り合いを付けなければならず、とにかく時計を見たら負けであり、
時間のことを考えないようにただひたすら手を動かす動かす動かす。効率効率効率。
しんどいしんどいしんどい足足足。。。。。
といった疲れだ。

 

半日働き通しでずっと体を動かし、給料は約1万円。
交通費を引くと、約9000円である。

以前は、3~5分程度のドラマ1本書いて、それ以上貰えていた。
しかも悩むけど書いているときも楽しいし、原稿が完成したときも嬉しい。
完成したドラマをオンエアで聴くのも楽しみだし、
それを聞いた人からの感想も貰えたりもする。

 

うむ。

比べてみると、やはり厳しい。

 

今後はどうするべきか。

 

ただまあ、手っ取り早いと言えば手っ取り早い。

普通のアルバイトのように決まった日に行かなくてよいし、
入りたいときにだけ入れる。そして1日で完結する。
仕事も毎回違うものを選べたりもするし、
いつだって辞められる。

ただ今のところ、楽しさは皆無である。

しかし創作意欲がなかなか沸いてこない今、
これは逆にお金を稼ぐチャンスなのかもしれない。

 

ただ、ずっとは無理な気がしている。

体力的にも、精神的にも。

 

様子を見つつ、もう少しやってみようか。

 

次は、違う仕事に挑戦してみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバイト” への1件のコメント

  1. あの環境で周りを観察できる余裕があるとは、、、

    おぬし、只者ではござらんな

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