日目。
行く度に、新たな人間に出会えて面白い。
皆、全く別の人生を歩んできて、この場所にいる。
少しずつ、この場所のことも分かってくる。
この徐々に徐々に扉が開いていく感じが、
ドキドキしてたまらない。
この感じは、多分、今しか味わえない。
まだ扉の先に何があるのか分からないし、
向こうからもこちらの姿は見えていない。
一気にバッと開けてしまいたい気持ちもあるけど、
こうチラチラと中を覗き見る感じもたまらない。
これは、覗きだ。
まだ覗いていることはバレていない。
そしてこの覗きは、バレても捕まらない。
僕は今、合法的に覗きを楽しんでいる。
この日は、昼から夜まで入り、
そのまま夜から朝8時まではイベントの設営バイト。
夏は深夜でも暑い。
少し話した人の年齢が、自分より10コ下の学生だった。
最近、こういうのはよくある。
その度、ほんの少しゾッとするが、
一方で、この歳になって10コ下の人間と同じ作業をしていることに、
興奮する自分もいる。
普通の社会人では、なかなか味わえない。
多分、自分が「普通じゃない」と感じるとき、興奮するのだと思う。
「普通」という言葉は、昔から嫌いだ。
最近はあまり意識していなかったが、
改めて考えてみると、やはり嫌い。
物足りな過ぎる。
40点~80点ぐらいが、一番つまらない。
そんな人生は、決して送らない。
そして、100点でも物足りない。
というか、「100点」という言葉も、あまり好きではない。
100点、つまり、「完璧」ということは、
「想像し得る範囲のベスト」という意味なので、
想像出来てしまう時点でもう面白くない。
目指すのは、「5000000点」。
しかし実際は、それでも物足りない。
何に対してもそうだけど、
本当に一番面白いのは、「採点不可能」なんだと思う。
「もう、こんなのに点数とか付けられないっしょ!笑」
って笑っちゃうようなもの。
もしくは、
「無理無理無理無理、点数とかそれどころの騒ぎじゃない!」
と興奮してよく分かんなくなってしまうようなもの。
つまり、圧倒的に想像を超えまくってくるもの。
というか、想像という概念すら消え失せてしまうようなもの。
そんな人生を送りたいし、
そんなものを作っていきたい。